千月見

子育てと、たまに仕事の話。スノーボード、キャンプネタが中心。

ダメダメな青一

私の会社は青山一丁目。復帰にあたっての事前打ち合わせのため、サツキを連れて行ってきた。サツキの預け先をちょっと調べてみたものの、以前預けた区の施設は3週間ほど先まで予約満杯。「子供さんも連れてきていいですよ」と言われたので、こんな機会も滅多に無いと考えてのこと。
ベビーカーを押しながら駅から歩く何度と無く通った通勤路。いったい、この変な緊張感は何?と動揺する。わくわくする緊張感ではなく、不安な方。今までいろいろと緊張を強いられる面は多々あれど、こんな気持ちの悪いどきどき感は初めてかもしれない。
会社では「お待ちしてましたーー」とにこやかに迎えられ、復帰にあたっての時間的な希望や働き方、職についての話をする。相手はもうすぐ4歳のお子さんがいらっしゃる会社では希少な先輩女性。サツキを抱っこし、あやしながら、仕事に関する話をすることはかなり難しい。モードが切り替わらないのだ。ブランクに対する不安も相まって、以前はできていたはずの先を読んだ会話や自分の伝えたいことをシンプルに伝えることがなかなかできない。そんなどうしようもない状態の私。
そんな私にもちゃんと先輩としてのアドバイスを交えながら、色んな話をしてくださった。ホントにありがたかった。
打ち合わせ後は受付付近で何人もの同僚に声をかけられ、「この子がお腹にいた子ですよ」とお披露目。近況を聞きながら、皆以前と変わらない感じで相変わらずのスピードで会社は動いているのだなと実感する。色んな人からかけられる言葉に、改めて「ここに戻って働くのね」と認識。今日はホントに行ってよかった。
私はこの1年で子供を産み、育て、仕事から離れた生活を送り、色々なことが変わった。会社は私ほどは変わっていない。当たり前だけども、それが良くわかった。
これからは、育児と仕事を両立させていくことになる。
今は育児休業制度という社会の仕組みにおんぶする形で生活している。もちろんそれは、抱っこしてきた期間があったから!とも思っているけども、制度だけじゃなく、やたらとサービス残業してたり、身を粉にして働いてたり、利益を出すように頑張ったり「どっちかと言うと引っ張っていっている方の人」そんな期間もあった(と思う)。「最悪、自分が徹夜でも2徹でも3徹でもすればいいねん」という気合のもと、なんとかなっていたところもある。
しかーし、母となった今、仕事も大事だが、母業も大事。仕事は「時間」ではなく「質」だとは思いながらも、最悪のところでリスクヘッジをできない自分の気合に不安もある。
しかしまぁ、帳尻合わせて頑張るしかないのだ。見えないことが多くて、もがいているだけなのだから。
帰ってきて、「今日のやられたっぷり」をサイキに話ながら、「やっと人並みの感覚になったんかー」と言われる。今までで一番気合の入ったプレゼンでもこんなに不安に思ったことは無かったし。。
それもこれも、サツキがあまりに可愛いからだ。こんちくしょうめ。
「この子の成長をすべて見ていられないなんて・・」とか「離れるのさびしいなぁ・・」という一瞬湧き上がる気持ち。でもわかっている。仕事復帰しない前提の今があるとすると、私は一層腑抜けた奴になっていることだろう。多分、自分を維持する方法を見つけることに必死だったりするのかな。

復帰までに揺らぎ無い気持ちを持って、仕事と育児両立生活に挑みたい。がんばるぞー!