大学生になり、学業に学園祭実行委員やサークルやらアルバイトに多忙な娘。母との旅行は4日間となりました。
娘の希望は、釧路湿原か屋久島か白神山地が候補。釧路湿原の指名の理由は「いつか無くなるから早くに見ておきたい」との事。
北海道は、数年前に母と北海道周遊バス弾丸ツアー旅行以来です。その時は展望台から「あの遠くに見える草原が釧路湿原です」で終了したので、さて今回はどうしよか。
◾️1日目
15時着 女満別空港からレンタカーを借りて移動
網走刑務所をチラ見して、海岸沿いに走って知床ウトロまで。
夕日を背景に、斜里町で朝ごはんやお菓子やお酒を買い出しし、日暮れを迎えつつ19時に宿に到着。
素泊まりでしたが、宿に連絡して夕食の定食を準備していただきました。ウトロには空いてる店が少なくて、大正解!
(居酒屋とかは数軒あいてる)
世界遺産の宿しれとこ hanare
こちらには2泊お世話になる。
ドミトリーの個室で、お風呂は向かいの宿の広い源泉かけ流しのお風呂がよかったです。
◾️2日目
世界遺産知床を堪能する日。
トレッキングシューズで山歩きファッション。
8時に宿にガイドさんのお迎え→知床フィールドセンターで知床五湖散策のレクチャー動画を見る→知床五湖大ループを約3時間かけて歩きました。
スタート
倒木しえもそのまま苗床と化したりね
とどまつ
ヒグマの爪痕
大ループから木架橋への境界
後にわかったことですが、この時間にヒグマが出て、散策道は閉鎖となりました。出くわさなくて、ラッキーでした。
有刺鉄線でヒグマは来れない
オフィーリアいるかと思った。
ウトロにお昼休憩
昼は、ウトロの街のラーメン屋波飛沫に。
Google mapで探していた店をガイドさんにもおすすめされて即決め。ミシュランガイドに掲載されたお店。トロチャーシューラーメン、美味でした。
午後は、さらに奥の原生林エリアを3時間ほどトレッキング。二次林と原生林の端境も教えてもらいました。
ここからが醍醐味
海岸線の隆起や窪みに合わせて、風が抜ける草原エリアと林エリアがある美しさ。気候もちょうど良く、日向は少し汗ばむ程度。最高でした。
人が手を入れない自然のままなので、倒木があっても何もしない。地盤が岩なので、大きく成長しにくい。倒木は次の苗木達の成長に大チャンスを与える。とど松の競争があちらこちらに。
ヒグマの住処にお邪魔している。
開拓時代に、外来種はどうしても入っている。
エゾオオカミは絶滅してしまった。生態系の頂点の1種がおらず鹿が増えて大変だとか。
知床五湖の五湖だけは魚はいない。他の4湖は開拓時に人が食用としても魚を入れた経緯から魚がいる。
みずなら(どんぐり)の木。
どんぐりが成育しない年が去年で、ヒグマが街に出て来てしまい大変だった。
山葡萄はあらゆる動物の大好物。ツル科の成長は、全ての苗に張り付いてみて、頭角をあらわすものによっかかって成長する。
オジロワシが上昇気流を使って上空高く飛び立つのを眺めた。体長2.4メートルだって。
宿まで送っていただき、一日終了。
関西から20年前に移住してきたガイドさんでした。丁寧に対応いただきありがとうございました。
オロンコ岩に登る。
道の駅で出ていた屋台のおでんで夜ご飯
知床世界遺産センターに立ち寄り、オロンコ岩に夕焼け観に行き岩に登りました。
夜ご飯は、屋台のおでん屋さんでサクッと食べて、海岸付近の真っ暗なところまでいき星を見て、宿に戻りました。
温泉入ってふぅ〜。
羅臼側のクジラウォッチングのクルーズもとても魅力的でしたが、次は冬の流氷観に、触れにくるわ。また今度!
◾️3日目
朝、7時半に出て羅臼へ抜けるコースへ。間欠泉の噴出地を見たいと思って。
羅臼岳超えは、霧でヒヤヒヤしたけれど、上部抜けたら素晴らしい景色。間欠泉は調子悪くて出ておらず、でした。
羅臼側から、いざ釧路湿原へ。まーまー時間かけて移動。13時に達古武キャンプ場からスタートのカヌー。
12時15分くらいに、到着。湖からプチプチ音がする!なんだこれ?
近くのおじさんが「植物が腐ってでるメタンガスだよ」と教えてくれた。すご〜〜!めっちゃ音してるんですけど。
受付し、カヌーは塘路湖から出発なので、車で10分ほど移動。ゴールがキャンプ場のコースです。
全て漕いでくれるという楽々プラン。後に、このコースは自分ではムリとわかりました。
色んなコースからこのプランを予約した甲斐があったもんだ。
ひしをカヌーから見ます。
塘路〜釧路川に合流〜ジャングルっぽい場所を抜けて達古武キャンプ場まで約2時間のコース。
ゆったりとカヌー。前に娘。
鹿にたくさん会いました。
川沿いの木はヤナギが多かった。
達古武湖では、ヒシめくヒシ科の植物が。幾何学模様の姿であちこちに。食べれるそうです。
水量多めだったけど、インカレでかつて日本一経験者のカヌーは、安心できました。地元の人は釧路湿原にあまり関心は無い人が多いとの事。ガイドでも日本一目指して欲しいね。
ジャングルゾーンは、漕艇技術の光る漕ぎでした。このコース、良かった!(他はしらんけど)
そして、メガネを探す私。。実はカヌー始めからメガネ無かった。
発見!メガネを芝生に落としてた!あーよかった。運転どうしよかと思ったわ。ラッキー✌️
そして、日が沈まないうちに、湿原歩きたいとの事で娘の要望に応えます。
温根木架道へ!急いで湿原周辺を真逆まで移動し、歩きました。娘はスタスタ先を行く。これもまたよかった。
夜は釧路。
夕焼けが360度最高に綺麗で思わず停止して撮影
教えてもらった「仙ちゃん食堂」で海鮮丼!娘は漁師のまかない丼。海鮮食べた〜〜ウマウマ。
その後は、ビジネスホテル。
◾️4日目
釧路から女満別空港まで。間で、阿寒湖に立ち寄る。途中で阿寒神社の奉納のノボリが主張していて、立ち寄る。
11時からのアイヌシアターでの古舞踊に間に合いました。娘は寝てたけど、芸術教養を学ぶ今の私には、感慨深いものがあった。
アイヌコタン
衣装、紋様、お酒を作る時の踊りと歌、ヘッドバッキングのような舞とか最高やん。
口琴の音色も、カムイと繋がる手段だとか。
火、水、土、風、太陽 の5つのカムイを崇めたお話。もう少し調べてみたいと思えるほど、知識がついた。博物館も行きたかったなぁ。
アイヌコタンでは手彫りのお土産を娘は購入してました。
ボッケポイントもぜひ見たい!と500円の駐車場代払って行きましたよ。ボコボコ言ってた。
サクッと道の駅で激うま焼き鳥に出会う。写真汚いけど、めちゃくちゃ美味しかった!!
14時にレンタカー返却、ピッタリとなり終了。玉ねぎの産地では、地面の色かと思ったら全部玉ねぎでした。
娘と車でよく喋ったか?というとそうでもなくて。ずっと娘選択の音楽聞いてた。
あんまり喋ってない気がするけど、まぁ母娘で旅行行けるのは次はいつかねぇ。
前をどんどん歩く娘を見て、もっといけ〜と心の中で思いながら、自撮りしながらついていく親でした。
運転頑張りましたわ〜!
ガイドさんがいたから2人の写真撮れたかと思うと、ほんと知識もそうだが、かけがえの無い機会にお金払ってよかった。。
◾️旅のお会計(2人分)-------
関空往復電車 6000
飛行機代 57000
コンパクトカー 16800
1日目夕食 宿で定食 4000
スーパーで買い出し 3000
2日目お昼 ラーメン 3000
夜のおでん 2200
知床ガイド 20000
釧路湿原カヌー 18800
3日目夕食 4000
4日目 アイヌコタン古舞踊 3000
ムックリ 1200
お昼道の駅で焼き鳥5串 1000
お土産 アスパラガス 1200
ホテル 2泊 24200
ホテル 1泊 10170
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2人で約17万5千円ですね。