時々、コーキは信じられないごまかし方をする。笑っていたのもつかの間で、直らない。
●漢字の間違いって
1.漢字がそもそもかけない(部分的に間違う)
2.熟語がはまらない
の2通りあるけど。
間違ってる×をつけて、同じ漢字を3回書きなさいという約束に対して、間違った「片や部首だけ」3回書くとかありえへん!!
熟語が間違ってても、間違ってる言葉しか書かない。。
●朝の計算ドリル
毎日10分集中して頑張れ!という目標だけど、結構難しい。15分とか下手したら30分かかってる。のんびりのんびり、時間も図らず。計算式も書かず。。
いい加減、自分の字が読めない程度に雑に計算するようになってきた。
●「ほら、言われた通りにやったでしょ。だからマイクラやらせて。」
コーキの中学受験はコーキの希望でなく親の敷いた「あんたは受験するのよ」レールから始まっている。
弟でもあり、秀才タイプでもなく、ある程度はほどほどにできる普通の小学生。勝負事も向いてないし、関心が薄い。
いいところまで行くけど、勝つ気持ちが弱いのか、柔道勝てない。
強烈なプライドも熱意も、部分的かもしれないけと、あまりない。
そして、色んな事が未熟で、よくわかっていない小学生男子。そら〜〜、ぼんやりしてる。
そんなコーキは、「親が言うから俺は受験するんだな〜〜」という事だけで今までやってきた。言われた通りにやる分には素直なんだけど。
4年の2月からWEB授業で社会を取り始めた。週1回配信される授業を聞いて、板書映像のノートをとって、多くの問題を解く。学校の宿題とは別の流れに、慣れてきたが、序の口段階。
5年の夏期講習から、塾に通って受講開始。
9月からは、国算理の週1回ガッツリ授業。社会はウェブ授業コースのまま。平日は自宅で宿題をやらねばならぬ土曜コース。
週1回の授業に向けて、大量の宿題を毎日やる。問題解いたら、丸つけして直しをして。そのスケジュール管理や丸つけを毎晩のように私が担当してきた。
子どもだけでは、スケジュール管理は、ムリ。だんだん慣れてきて、少しずつ、自分で考えてスケジュールを組んでいけるようにと思って、かなりの伴走。
すると、子どもはどうなってくるか?
学力は順調に上がってきた。が、本人は本人の意志で受験希望してる訳じゃない。思いっきりゲームがしたい。
なので、親の目を試すように勉強をするようになってきた。
「どこまで手を抜いても大丈夫かな?」ってなもんで、探り探り。
私は、楽になっていくと思ってた管理が、全ての部分でチェックを迫られる状況に。
指摘すると、その時だけ直る。でも、つぎにはまた、手を抜いてくる。
「適当に勉強してても、結果出せばいいんでしょ、めんどくさいことやりたくないわ〜〜。終わったから(超汚い字だったり、回答さえも読めなかったり)早くゲームやらせて!」
と、ゲームをやるためだけに、適当な勉強をするようになる。
親の心理は複雑。「自分で考えて動ける子どもを育てたい」のに、真逆?いや、ゲームしたいという気持ちが強いから、真逆でもないか。
それでも、勉強はやってると言えばやってる。このイタチごっこ状態でも騙し騙し、継続して基礎学力をあげていこうと今年前半頑張った。コーキももちろん頑張った。
いつか本気になってくれるかな〜〜という淡い期待の元に。
そしてお盆の過ぎた日曜日。
久々、息子の授業ノートを見たら!
理科の授業、過去2回、ノートとってない。算数のノートもほとんどとってない。。愕然と。
「おいこら、授業ノートとってないってどういう事やねんな?」と私の中でパチンと何かが弾け。
頭の片隅には「ここが、受験をコーキ自身の糧にできる最後のチャンスかも。。」というのも。