千月見

子育てと、たまに仕事の話。スノーボード、キャンプネタが中心。

そら、産むわな

NHK少子化特集を今日明日連続でやっている。全国の視聴者からアンケート形式で進むこの番組。子育ての現状や国の対策や今後どのような方向が考えられるか、など、色々な視点で取り上げられていた。ネタがネタだけに、もちろん消化不良な状態で終わる討論も山盛りやったけど、常日頃から色々考えてしまうことやったりもして、興味深かった。2人の子供をそれぞれ違う保育所に預けなければいけない苦労・・とか、女性が復職できない現実とか、男性の育児に対する価値観が世代間で違うのでは?とか。
その中で、スウェーデン子育て支援状況を取材していた。出生率を上げることに成功した国の例として取り上げられていた。所得税や消費税が高い代わりに、なんと大学までの教育費用がタダ・児童手当が16歳まで15000/月・医療費も無料・保育所には絶対入れるなどなど、物凄い手厚い支援。即座に「そら、産むわな〜!」と叫んでしまった。
子供を産んで育てることを奨励されている環境。子育て環境や費用にも大して不安が無いなんてなんて素晴らしいの、と。
もう一つ取り上げられていた長野県の村での成功事例は村長さんブラボーというべき政策。村の過疎化を食い止め、村の活性化のために、子育て支援として医療費無料期間を長くしてたり、村営住宅で安く家を提供してたり。その費用は、今までの費用の無駄を抑えて捻出。節電したり、公共工事を村民のボランティアで行ったりして、というねんから、すごい。長いスパンで村の活性化を考えられたからこそ、今、子供達の多い村になっている。活性化とか言って、使わない使う人もいなくなった公民館なんかに数億かけてるような自治体とは違うなぁ。

子供を産む産まないは個人の自由やけど、子供を産んで育てようと思える環境を作るのは個人ではできない。育児休暇についても、論議がもっと盛んになればいい。まだまだ当事者の問題という枠を超えてない気がする。制度プラス「周りの理解」や「子育てを歓迎する雰囲気」や「復職の不安払拭」がもっとないとあかんと思うし。企業側からしても「育休社員の仕事穴埋め手法」や「子育てしやすい勤務体系」やら、もっともっと色々検討していかんと、企業としてもしんどいやろうに。そして、検討できるはず。
こんな風に思いながら、今50代や40代の仕事しながら子育てされたお母さんをホント尊敬する。今よりももっと過酷な状況で戦う母やったんやろうな。。

今日はMちゃんが10ヶ月のカエデちゃんを連れて遊びに来てくれた。サツキの8ヵ月後はこんなになるのか!!ゼロ歳児の成長の早さを再認識。
「今のサツキちゃんの大きさはすぐ忘れるで、良く覚えときなー」と言われる。日々成長していくからそれもそうだな、と。既に産まれたてのサツキを思い出すことはできない。腿の太さや胴回りもどれだけ大きくなったか・・。育休中で8月に復帰予定のMちゃん。ぶっちゃけ復帰体験談を常におっかけようと思う。

写真は弟とサツキ。