千月見

子育てと、たまに仕事の話。スノーボード、キャンプネタが中心。

Oさんのこと

「あーこの人ともう一度一緒に仕事をしたい」と思う人はたくさんいる。仕事をする中でお互いがそう思えたような仕事やったら、いつかはまた一緒に仕事ができる。実際、そういう風に思える仕事一つ一つ「思いの積み重ね」を大事に、仕事をしてきた。そう思える相手は本当に大事。
2年近く前にこだわりグッズ系ECサイトの制作案件で、1時間だけお話した編集ライターのOさんという人がいた。編集長として入ってもらうように相談した人だった。その時の私のOさんに対する印象は「めちゃ心に余裕があって、えらくエネルギーのある人やなー。一緒に仕事したいなー。でもちょっと顔色悪い?」。その案件では結果的に、一緒に仕事をする機会を逃してしまった。クライアント都合やったけど、今思っても悔やまれる。。
仕事柄色んな人とお会いすることも多い中で、思い出せない人もいっぱいいるのは事実です、すいません。そんな中Oさんは、一緒に仕事したこともないのに「いつか、この人と一緒に仕事したい!してやる!」と思った印象深い人やった。
昨日、そのOさんが亡くなられたと、nさんからのメールで知った。(nさんありがとう)
悲しさと共に、図々しくも「一緒に仕事したかったのにー・・・」と思ってしまった私。思い続けてればいつかは叶う、と思ってたけど、叶わぬものとなってしまった。
Oさんは、肺ガンを宣告され余命2年という状態で、闘病生活と編集ライター業と最後には作家デビューまで果たされていた。同年代。自身のブログを公開されており、前日まで携帯から更新されていた。「死にたくないな」という言葉で始まる最後のメッセージが、生と向き合われ、生きた証を残した執着のようにも思えて、胸が詰まった。
Oさん、安らかにお眠りください。

ちなみに、20日にこのブログを書いてます。なんか、ネット上にモノを書くということにしみじみ色々と思ってしまったのもあり・・。