千月見

子育てと、たまに仕事の話。スノーボード、キャンプネタが中心。

カタカタに撃沈

弟は万全の準備で面接に向かった。「コミュニケーション力のある方を求めます」とあるその会社での面接に、ノートPC持参の人がいた。弟の唯一の想定外。そんな面接はもちろん、そんな打ち合わせも今まで無かったという初体験の弟。
自分の発する言葉を、その人は全てカタカタとノートPCに凄い速度で打ち込んでいく。その人からの質問にその人の目を見て喋ろうとしても、その人の目はPCに向かって自分の発する言葉を打ち込んでいる。弟、言葉が詰まる。カタカタも止まる。弟焦る。カタカタの人が「今、なんと?」と聞いてくる。弟パニくる。
「この面接なんやねん〜!」という最初のびっくりから、気分は取調べか尋問か。場の空気はカタカタに持って行かれてしまい、カタカタに撃沈したそうな。
それを聞いて私、あまりの可哀想さに爆笑。そして「逆切れしたったら良かったのにー。」「コミュニケーション力ある人求めます、とか言ってて、目を見て話を聞かんのはどういうことですかー!!」って、と一発逆転を狙う大人なアドバイス。
仕事柄、私もそういうシチュエーションはあるけど、確かに相手や場、業界によって、あのカタカタは失礼に映る時がある。私も最初は慣れんかったなぁ・・。「こっち向いて喋れよ〜!」「何カタカタ打ってるねん〜!」と思ったこともしばしば。威圧感を与える一面もあるしねぇ〜。
そんな洗礼をまともに食らって「撃沈したわー・・」という弟は、一つ試練を超えた、頑張れ(笑)。